大和科学鑑定研究所

音声鑑定(声紋分析)

音声鑑定が必要な事例

音声鑑定は下記のような場面で必要になります。

・自分が話した記憶のない内容の録音テープを提示された

・自分が話した内容が一部消えている録音音声を提示された

・証拠提示された録音音声が、相手の主張する時期や場所で収録されたものではない

・録音された声が自分の声でないと証明したい……等々

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

音声鑑定とは

機材の高度化と小型化で、人知れず音声を録音することが比較的容易になってきました。
また、ICレコーダーの登場で、以前は不可能だった数時間を越える長時間録音も普通に市販されている機材や、場合によってはスマートフォンのアプリで可能になっており、20時間を越える超長時間録音された音声データも裁判の証拠として提出されることも見られます。

一方、機材の高度化は昔なら職人芸が要求された音声の編集を、市販ソフトと機材を使うことで可能にしてしまいました。
そして、録音媒体がテープからICレコーダーになり、音声がアナログからデジタルデータに変わったことで、編集痕の発見が極めて難しくなってきています。ですので、音声データの有効性は鑑定書の有無に大きく影響されます。
当研究所では、音声データの取り扱いに精通した鑑定人が最新の機材を利用して鑑定いたします。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

音声鑑定でわかること

音声の鑑定でわかることの筆頭は、声紋鑑定による話者の特定でしょう。比較する音声があれば、同一人物の声かどうかが判別できます。ただし、これに関しては比較対象となる声のデータを別途準備しなければならず、音声の鑑定でわかることの最も有名な分野にもかかわらず、それほど多くの依頼がある訳ではありません。
逆に依頼として多いのが音声データ自体が改ざんされているかどうかの鑑定です。音声データ自体の内容は既に文字起こし等で済んでいるが、証拠として提出したときに「改ざんされている」等のクレームが付いたために改ざんしていないデータであることを確認する目的で鑑定依頼したり、実際に改ざんされている可能性があるので鑑定して欲しいと言う案件です。このパターンは、商品先物取引などでの発注を録音した音声テープや企業との電話での通話を録音したもの、会議や交渉の席で録音されたデータなど、シチュエーションは非常に多岐にわたります。
夫や妻の不倫等を疑った人が、家に仕掛けた盗聴器やレコーダー、相手の鞄に入れたICレコーダーによって録音した音源データの解析、鑑定も比較的多い部類の一つです。
最近は録音がかなり手軽に出来ますので、筆跡や印鑑、印影の鑑定に比べて、音声の鑑定は痴情のもつれ等パーソナルな部分に踏み込んだ依頼が多いです。
当研究所としても、鑑定を行うことで出来るだけよい結果に結びつき、出来る限り多くの関係者が理解、納得できるような鑑定を心がけています。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

音声鑑定の種類

音声鑑定の目的は大きく分けて「内容確認」「録音状況確認」「改ざんの有無の確認」「話者特定」の4つで、それぞれに対して特化した鑑定をおこないます。

【ソナグラフ検査】
検査対象の音波を可視化できるように画像化し、音声の特徴や改ざんの痕跡を鑑別します。

【ソーシャル検査】
音声データに録音されたさまざまな音や、録音された音の特性から、録音された状況や録音機材、録音環境などの判別します。

【声紋検査】
録音された音声から人の声を抽出し、その特徴(声紋)を対照データの声紋と比較することで「特定人物の声か否か」を鑑定します。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

音声鑑定の対象と代表的な鑑定目的

・会話の録音に関する鑑定→話者の特定、録音内容の調査、鮮明化、反訳(文字起こし)等

・電話の録音に関する鑑定→話者の特定、録音内容の調査、鮮明化、反訳(文字起こし)等

・録音音声の改ざん鑑定→音声データの改ざん検出、録音状態の異常分析等

・そのほかの音声関連全般→証拠保全や相手側鑑定結果への反論、録音状態等に関する第三者機関からの意見等

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

会話の録音に関する鑑定

スマートフォンやICレコーダーが一般の電機店頭で手軽に入手可能なことから、日常生活の中で保険的な意味合いで会議や対談会話等の録音する人が増えています。

このような音声を証拠として採用できるように分析鑑定する仕事が音声鑑定です。
当研究所に持ち込まれる音声では、何かしらのトラブルの際にとっさに録音を介したものや、事前にこれから重要な会議や話し合いを行うことを前提として会場入りする前から録音している音声が非常に多くなっています。
これらの音声は話し合いや裁判を円滑にかつ有利に進めていくための材料として、重要な役割を担っています。
しかしながら持ち込まれる音声の多くは、まともに音声が聞き取れるない様な録音状況です。

多くの場合「喫茶店等のBGMが大きく録音されて、会話が小さな音で録音されている」「周囲の客の雑談の声が大きく、重要な会話の声が聞き取れない」「ガサゴソといったノイズが大きく収録されており会話を聞き取ることができない」等々。

このような状況ではいくら収録されている内容の正当性を主張しても、そもそも何が収録されているかを確認することができません。

このような温泉の場合にはノイズを極力小さくした上で、本来きっと来てみたかった会話をできるだけ大きくするような複雑な音声の調整を行う必要があります。

浮気を疑っている場合、家庭内にICレコーダーを仕込んで夜間に録音を行った音声とも頻繁に持ち込まれますが、この場合においてもICレコーダーの設置場所等の都合でテレビ塔のノイズが大量に録音されていたり、ターゲットとなる人物から距離に設置しているため、収録されている音声がほとんど音が聞き取れないぐらい小さいといった問題がおおくあります。

上記のような状態の温泉に関して特定のノイズ除去等を行った上でどのような収録内容なのかを明確に提示することが音声鑑定の重要な機能でもあります。

また収録された音声を裁判等に使用する場合、その音声に収録されている内容を文字に書き起こす必要があります。

このような文字起こしの作業を「反訳」と呼びますが、静かな環境におけるインタビューのような録音データならともかく、昼間の喫茶店内の会話や、やテレビがついている居間で録音された夫婦の会話などはそもそも会話自体をまともに確認することができないため極めて反訳が難しくなります。

当研究所においては音声鑑定に加え、上記のような特殊な録音環境で収録された音声の配役等も行なっております。

音声データは収録するだけでは決定的な証拠になりません。

録音された音声を分析し、反訳し、鑑定書として客観的な事実を提示できるような状況にして初めてその価値は発揮されます。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

電話の録音に関する鑑定

通常の会話の録音と違い、電話の録音は単純にICレコーダーを口元に持っていけばいいというものではありません。

電話を録音する場合には耳元で発生している相手側(電話の向こう側)の声と、電話をしている自分の声が同程度の大きさで収録されてなければなりません。

しかし多くの場合、自分の口元や顔の横にICレコーダーを持って行って録音することはあっても、耳元にICレコーダーを近づけて録音する人は極めて少ないため、収録されている音声は自分の声が非常に大きく、電話をしている相手側の声は極めて小さく録音される傾向にあります。

このことから単純に電話の内容を録音したという音声に関してはそのまま音声データを裁判に提出したとしてもほとんど内容が分からないで終わってしまうことが珍しくありません。

このような場合においては、出来る限り音声の調整を行って、収録されている声を大きくしノイズを削除して相手側の発言を聞き取りやすくする必要があります。

自分が電話を録音した場合、その内容で最も重要なのは相手側の発言ですので、この鑑定作業は極めて重要な意味を持ちます。

さらに必要に応じて電話で行われた会話の内容を文字として起こす反訳を実施し、裁判等の要求に耐えうるレベルの証拠作成を行います。

電話の録音した音声データを証拠として使用する場合、上記のような複雑な手間がかかること覚えておくと良いでしょう。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

録音音声の改ざん鑑定

録音機材となるICレコーダーやスマートフォンが手軽かつ安価に入手できるようになったことに加え、音声自体を編集したり加工したりする機材が専用の機材からパソコンのソフトウェアに移り変わったことで、録音された音声ファイルの加工や偽造が昔に比べてきわめて容易になっています。

昔であれば録音したテープを物理的に切り貼りして都合の悪い部分を削除したり、「リニア編集機」といった音声編集を専門に行う極めて高価な機材を使用して不要な部分の削除やつなぎかえを行う必要がありました。

現代はデジタル録音された音声ファイルをパソコンの音声編集ソフトに入力し、不要部分のカットや音声部分の繋ぎ替えを手軽に行うことが可能になっています。

このような作業ツールの高度化に伴い、録音音声データの改ざんや偽造等は案件数が飛躍的に増大しています。

機材の高度化するに従い普通に聞いても一見おかしなところは確認できないようなレベルでの編集が可能になっており、単純に音声を聞いただけではどこに加工の痕跡が残っているのか確認することが非常に困難です。

このような音声の改ざんや偽造に関する鑑定(音声鑑定)を実施し、相手の方が提示してきた録音音声が証拠として不適切な資料であることの証明や、それに伴う相手側の不誠実な行為の指摘などを第三者機関として行うことで、話し合いや裁判を有利に進めるお手伝いをいたします。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887

そのほかの音声関連全般

手軽に録音を行うことができる環境が多くの人に行き渡っているため、ちょっとした浮気の疑念や不倫関係の証拠固め、話し合いの現場での会話録音、果ては動画配信サイト等のアダルト映像に自分の関係者が登場しているのではないかといったことを確認するための声紋による人物同定等、音声をベースとした鑑定作業の対照は多岐に渡るようになっています。

特に最近増えているのは録音されている人物の声が特定の人物と同一であるかを確認するための声紋分析で、映像で顔が写っていない音声に関して話者を特定する手段が声紋の同定による話者確定しか手段がないため、非常に需要が高くなっています。

また深夜に外から足音が聞こえるといった相談や、周辺の工事の音が生活できないほど大きく感じるといった相談を受け、録音された音声から収録されている音量の調査を行ったり、収録されている音声の分析をおこなったりするようなご依頼も増えています。

音声の問題については非常に類型化が難しい側面もありますので、録音した音声や、実際に発生している音声等についてお悩みでしたらご遠慮なく無料電話相談にお問合せください。

鑑定業務】【音声鑑定トップ】【無料電話相談 03-4405-8887



鑑定業務】【無料電話相談 03-4405-8887