押印された印影が比較する印影と同一か否かを鑑定します。印影が同一であれば、同一の印章(印鑑)で押印されていることがわかり、異なるのであれば押印されている印章(印鑑)が別のものであるということになります。
日本は契約を始めとして文書の正当性や有効性を判別するために印章(印鑑)を利用しています。時には書類に住所や署名まで印刷されていて、押印さえすれば効力が発揮される文書も大量に社会で利用されています。
印影が偽造された場合の被害はきわめて大きく、印影の鑑定は訴訟の場においても、紛争の場においても非常に有効です。
日本の契約で印章(印鑑)による押印が極めて重要視されているという事で、契約書等が有効か判断する際、印影の真贋以前に押印してあれば安心してしまうこともあり、それが案外珍しくありません。
このような心理状況を逆手に取り、本物に似せた印章(印鑑)を押印し、あたかも相手方が通常通りに書類を作成したように見せかけ、偽造契約書等を履行させようとする事案も発生、相談も多数お受けしております。
また、コンピューターや工作機械の発達で、印章(印鑑)の偽造はきわめて高度なレベルに達しています。最近では多くの鑑定事務所では印章(印鑑)の精密検査に対応できないところも出始めています。
当研究所では印影鑑定の最新技術にも精通したスペシャリストが対応いたします。
