偽造や捏造を疑った場合。真っ先に選択肢として挙がるのは鑑定ですが、既に裁判になっていて、相手方から鑑定書が出ている場合は別の方法で戦ったほうが有利になる場合があります。
それが意見書や反論書です。
裁判の現場では、双方から鑑定書が複数提出されている事例が珍しくありません。
こういった場合、さらに鑑定書を増やすより、相手の出してきた鑑定書をつぶす方が展開を有利に運ぶことにつながります。
また、相手方の鑑定書への反論は本来弁護士が行うのですが、専門的見地からの反論が必要な事例も多く見られます。
このような場合には 意見書や反論書 の作成、提出が有効です。 第三者の専門家としての意見を述べ、既にある鑑定書を生かすのが「意見書」、相手方から提出された鑑定書等に対してその有用性を下げるのが「反論書」です。
