携帯電話にカメラ機能が付加されたころから、デジタルカメラで撮影した写真や動画が裁判の場で証拠として提出されることが急増してきました。
初期の頃は鮮明度も低く話にならないレベルでしたが、最近は通常の写真と同等のレベルの画像が撮影できる状況になっています。一方、機材の高度化と高価な機材が要求された画像処理音声の編集が、素人が市販のPCとソフトを使うことで可能にしてしまいました。
今後は画像の改ざんは比較的多く目にすることになるでしょう。
刑事事件においては、最近は街中に多数の防犯カメラが設置されたことから、犯罪やトラブルが発生した場合に防犯カメラ画像が証拠として提示されることが当たり前になってきました。
しかし、防犯カメラ画像が提示された刑事事件でも、人物特定を行うことが難しいレベルの不鮮明な画像が提示されたり、写真の人物の身長等を推定した計算が間違っていた例などもあります。
このような事例でも、専門家の鑑定書つきで検察側から提示されると、弁護側は反論が難しくなってしまいます。
上記のような場合、防犯カメラ画像の鑑定書や専門家の反論書又は意見書が大変有効になります。
当研究所では、刑事、民事事件で多数の画像鑑定をおこなった鑑定人が最新の機材を利用して鑑定いたします。
