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偽造印影=偽造印鑑(印章)ではない


裁判等で先方から提示された証拠に、自分が押した覚えのない印影が押されていたということがあります。
この場合、まっさきに疑われるのが偽造印影なのですが、偽造印影は必ずしも「偽造された印鑑(印章)によって押された印影」とは限りません。

印影の偽造は今に始まったことではありません。
その昔は、和紙に押印された印鑑を2つに増殖させるという手法がありました。
和紙に書かれた証文等に押された印影は、該当部分を(厚みが半分になりますが)下側だけ剥いでしまうと、染み込んだ印影が分離できるのです。
もちろん、今の紙(洋紙)に比べて強度が強く破れにくい和紙だからできる手法ですし、現在のように朱肉ではなく朱液を使った場合上手くできませんが、それでも古くからこのような手法をはじめとして偽造印影は作られてきました。

最近では、一時的に衆目の目をごまかすだけなら、印影をコピーする等簡便な手段があります。
もちろん、きちんと鑑定すれば偽造だとはわかりますが、比較する印影がなく目視だけで確認するとなるとだまされてしまうレベルです。

一方、偽造印鑑(印章・ゴム印)の作成は、昔はハードルが高いものでした。
国内の業者さんは印影から印章(印鑑)を作成することを受けませんので、香港や韓国、台湾島の印鑑作成業者の中であまり素性のよろしくない業者と交渉し、多額の報酬で依頼します。
1本数百万位なる場合もあり、偽造印鑑(印章)を作成して押印するのは、よっぽどの大事件に限定されていました。
最近では機材の進歩等でハードルがかなり(金額で言えば一桁は)下がってきているとはいえ、前述の簡便な方法に比べればはるかにハードルが高いものです。それでも、作成される場合があります。

いずれにしても、偽造印影は印影自体の偽造と、印鑑を偽造して押印する2つのパターンがあることを覚えておくとよいと思います。


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