大和科学鑑定研究所

意見書・反論書

時には鑑定書以外の方法で戦う必要もある

偽造や捏造を疑った場合。真っ先に選択肢として挙がるのは鑑定ですが、既に裁判になっていて、相手方から鑑定書が出ている場合は別の方法で戦ったほうが有利になる場合があります。
それが意見書や反論書です。
裁判の現場では、双方から鑑定書が複数提出されている事例が珍しくありません。
こういった場合、さらに鑑定書を増やすより、相手の出してきた鑑定書をつぶす方が展開を有利に運ぶことにつながります。
また、相手方の鑑定書への反論は本来弁護士が行うのですが、専門的見地からの反論が必要な事例も多く見られます。
このような場合には 意見書や反論書 の作成、提出が有効です。 第三者の専門家としての意見を述べ、既にある鑑定書を生かすのが「意見書」、相手方から提出された鑑定書等に対してその有用性を下げるのが「反論書」です。

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意見書・反論書とは

裁判がはじまると筆跡や印影などの鑑定書が相手方から提示されることがあり、こちら側も同じ証拠に対して鑑定書を作成、提出することもあります。
ただし、相手方から提示された鑑定書が複数の場合や、特に相手方の鑑定書の内容に大きな疑問がある場合、原告被告双方同意の上で第三者の意見を求めるような場合には、反論書や意見書が必要となります。
鑑定書作成に比べて意見書や反論書は提示されている対象以外の資料の検討や相手方提出の鑑定書の精査など、通常の鑑定より多くの労力が必要となりますが、目的に特化しているためより強い効力を発揮します。。

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意見書・反論書作成のポイント

意見書は第3者が専門家としての見解をまとめ、裁判に提出できるようにしたものです。反論書はこちら側の鑑定に対して反論された内容への反駁をする場合に多く作成されます。
意見書も反論書も、鑑定書を作成した鑑定人自身が作成する場合もありますが、鑑定書と意見書、反論書の鑑定人が異なる場合もあります。

弁護士も裁判官も法律の専門家ですが、筆跡や印影に関しては一般の方々とそれほど違いはありません。

相手の鑑定の論拠・根拠はどこか?
資料の選択は適切か?
鑑定内容に矛盾や理論的に難しい展開をしている部分はないか?

こういったポイントを中心に、専門家ではない裁判官にもわかるような反論書や意見書を提出することはとても有意義なことです。
反論書や意見書は相手の主張に対してピンポイントで反駁し、相手の主張を崩しにかかることになるので、裁判や紛争の展開次第では、鑑定書より効果的なこともあります。

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意見書・反論書はどんなときに必要か?

意見書、反論書はこんな状態のときに必要となります。

【 意見書 】

・原告被告双方同意の上で第三者の意見を求めるような場合

・特定の証拠に対してだけでなく、事件全体、証拠全体についての専門家の証言が必要な場合


【 反論書 】

・相手方の鑑定書が複数提示されていることに対処したい場合

・双方から鑑定書が提示され、相手方の鑑定書の有効性を落とさなければならない場合

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