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個人内変動と鑑定対象文字の選択

人間は機械ではないので、同一人物が同じ署名を書いていても環境やその時の心理状態、筆記具の違いといった様々な条件が重なって全く違うような文字になることがあります。このような変動は文字全体の20%前後有り、これを「個人内変動」と呼びます。
個人内変動は誰にでもあるもので、固有の筆跡特徴が無い文字を書く事が時々あります。また、固有の筆跡特徴の一部が無かったり、一部がより誇張されていたりという例もあります。
ですので鑑定を行う際には、鑑定対象の文字と、比較対象になる対照文字だけでなく、出来るだけ多くの類似する、もしくは同一の文字(例えば署名)があれば、より精度の高い鑑定が可能になります。そのなかで、状況によっては、鑑定人の方でより特徴が一致する(もしくはより特徴が一致しない)文字を選択します。

人間、年月が経つと身体的状況の変化や経験などによってさまざまな部分変化が現れます。筆跡にもこの変化は発生し、例えば手の動きが悪くなったとか、認知症を患ったなども含めて筆跡が変わることもあります。ですので、理想を言えば鑑定対象が作成された期日からなるべく近い時期に作成された資料を利用して鑑定を行うことが望ましいと言えます。
ただし、このような経年変化を超えてもなお残る固有の筆記癖も存在しますし、変化があまりない人もいらっしゃいます。他社では鑑定対象の作成時期から5年内外のものでなければ鑑定できないとおっしゃるところもございますが、この点に関してはケースバイケースで、実際に10年以上前の筆跡で勝利した事例もございます。資料が古いからとあきらめず、ぜひ当研究所にご相談ください。専門家に相談することで道が開ける可能性が高い事例の際たるものだと考えています。

筆記具の違いによって鑑定の結果に影響が出る場合もあります。ボールペンの文字とサインペンの文字では筆記の特徴が変わってしまうことがあるのです。インクの滲み等で細かい筆跡特徴が判別できないという点も問題になります。しかし、このような違いを補正して鑑定できるか否かが鑑定人の腕の見せ所です。

よくある依頼で「鑑定対象と同じ文字は無いが、”言”と”話の左側の言(ごんべん)”で鑑定できないか?」というものがあります。
結論から言えば、他に比較対象が無い場合にのみ行います。同じ文字同士の比較が筆跡鑑定の原則ですが、それ以上に「文字の一部は、次の部分を書く為の予備動作と合せて形状が決まる」ので、単体で書いたものとの比較はあまり推奨されません。
また、くさかんむり同士やにんべん同士など、部首同士の比較も同様ですので、余程強い(特徴的な)筆跡特徴がない限り積極的には行いません。
いずれにしても、資料を拝見しなければ判断できない部類の問題ですので、比較する同じ文字が無くてもあきらめずに一度ご相談ください。


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